みずだま完成！〜ガネーシュヒマール産スモーキーアイリスクォーツ

わたしは常々みずみずしい水晶でみずだまを作ってみたいと思っていました。

そんな中で、ぷっくりと胴が膨らんだガネーシュヒマールに出会い、これでやってみよう！とみずだまの製作を開始しました。

スフィアのように確かな球体を持たず、フリーハンドのぷよぷよ感のある、透明度抜群のみずだま。表面のぷよぷよした歪みはあえてやっておりますのでShokoの研磨の腕を疑わないように（笑）

で、最初のうちはこの子は多少スモーキー入ってるけど、かなり薄いからほぼ水晶って感じだな、と思いながら研磨していたのですが、最後の磨きをかけるころになってようやく気づいたのですが、この子、なかなかのスモーキーです！一般的に言うと薄い方ですが、わたしが思っていたよりはという意味で。製作途中の画像が８枚目と９枚目なので、比べてみてください。なぜ磨く前はさほど色が出ていなかったのか不思議です。

うるうるのみずだまに仕上げるためにいつもはフェルトのバフで仕上げて終わりなのですが、その後にさらに牛革で１時間磨き続けました。

自然由来のカケや傷はヴォリューム感やサイズ感を重視してそのまま残している箇所があります（裏面画像３枚目と４枚目）。

これだけのサイズの水晶を何時間も休みなく磨き続けると、さすがに倒れそうになりましたが「求めた透明度と輝きが出るまではぜってーにあきらめねぇ！」って自分に言い聞かせながらなんとか無事に完成させることができました。そして今回異次元の研磨の結果、Shokoはつるつるの向こう側にたどり着きました。つるつるの向こう側にあったのは、なんともっちりなのです。

表面の傷をとって究極にツルツルにすると、手のひらに乗せたときのまろやかさと吸い付きがすごくなるのです。これは新たな発見です。水晶なので固いはずなのですが、なんかもっちりと手に吸い付くモチのような感があります。皆さまにもぜひ一度この未知の感覚を味わっていただきたいです。ここまで磨くと最後はもっちりなんだと。

あと、画像でも確認できますが、表と裏にちっちゃな濃い虹が見られるアイリスクォーツです。この虹が出てくれたことでめっちゃチャーミング度がアップしました。

みずだまでも、虹だまでも。可愛がってくださる方をお待ちしております。

重量：約172g